キャッシュバックれサービス(苦笑)?

日本のEA開発/販売サイトが、メンバー登録者に“内々に”キャッシュバックサービスを告知していたみたいですが、8月9月分のキャッシュバックを「FX業者が払ってくれないから払えない」と告知したようですね。つまり「バックれ」ですね。「キャッシュバックれ」とでも呼びますか(笑)。対象のブローカーはPepperstoneとThinkforexだそうです。

正直な所、登録者の一人の方が上記の件を知らせてくれるまで◯RION FXなんて名前知りませんでした。検索してみると、某掲示板でもちょっとした「祭り」になっていると・・・ 覗いてみると確かに・・・

FXの「アフィリエイトIB」は金融商品を販売している訳でもなく、また口座開設者からお金を預かる訳でも、何かのサービスに対してお金を頂く訳でもありません。FXのブローカー側から投資家が取引毎に支払っている所謂「手数料」の一部を「紹介手数料」として受け取っているだけです。ここまではAmazonのブックストアや楽天その他のオンラインストア、ホテル予約等の販売促進アフィリエイトとなんら違いは無いはずです。
FX業界を中心とした「キャッシュバック系アフィリエイト」は、その受け取った「紹介手数料」の中から50%〜、IBによっては70% ~ 90%を、その手数料を支払った投資家に還元しましょう!というサービスです。
この時点で(健全に会社運営をしているとした前提において)FXブローカー、(投資資金を取引においてロスしていないとした前提において)投資家、そしてアフィリエイトIBと誰も損をしていないわけです。この意味において正に画期的なビジネスモデルであると思っています。

この「画期的なビジネスモデル」を悪用した上記の「キャッシュバックれ」事件について、個人的には次の2点について懸念しています。

まず第一に、違法でもないのに、またこの手の裏でこそこそとしたアフィリ活動→バックれ→登録者が(ネット上で)騒ぎ出す→当局者が「そ〜れみたことか」と“なあなあ違法”扱いにしてしまう→せっかくより良い投資環境を見つけ出そう/創り出そうと努力している他の“善意”のサービスまでが活動しにくくなってしまう。

第二に、上記「お祭り」状態の掲示板等に目を通してみても「違法だ違法だ」「アフィ厨に小遣いあげるな」「やっぱり海外の規模の大きいIBに限る」という論調が目立ちます。
何と言えば良いのか・・・まずは自分で日本の法律や規約に目を通し、理解し、判断する、という姿勢があまりにも欠けている。
次に、この「日本人IB=インチキIB」「海外=英語サービス=規模の大きいキチンとした組織」という日本人独特の心理→解釈がどこから来るのか・・・「でも(FX業者には)日本語サポートがないと心配なんだよね」と、まあ精神的にはWWII後の「ギブミーチョコレート!」から全く変わっていない訳です。

「海外のCB=規模の大きい所」というあまりにナイーブな思い込みについて、一応事情通としてここに書きますが、海外であろうが日本国内であろうが、ほとんどのCB系IBは私と同じ個人か2〜3人、多くてもせいぜい数人のグループです。元はと言えばFX情報サイト・フォーラム/情報商材・EA販売/シグナル配信サイト等を通して知り合った仲間同士で情報交換しているうちに、FX業者の提供する「宣伝費」に気付き上記ビジネスモデルに可能性を見いだしたに過ぎません。為替や証券取引そのものをハンドルするいわゆる「アカウントマネージャー」や「ホワイトラベル」とは、その規模や規制の内容も全く違う訳です。

「支払い実績がある→信頼の置ける」といった意味では確かにそうでしょう。
名前を出すならCASHBACKFOREXやForex Trading Choiceあたりがその代表格でしょうね。
しかし「コミッションさえ頂ければ結構」という立ち位置で、肝心のFX業者を選定する際にしっかりとした事前調査を行わず、明らかに怪しくいつ「バックれ」ても可笑しくないFX業者をも紹介していたりと、その「ポリシー」は様々です。

日本国内のIBを見渡してみても同じです。登録者の皆さんはご自分の取引結果を把握されていますか?そしてもし実際の取引履歴と支払いの内容に「ギャップ」があるようであれば、逐一その旨問い合わせしてますか?是非してください!過去に遡ってでも。
ある国内IBは「取引通貨によってキャッシュバック率を上げます」と告知していますが、そのブローカーのIB顧客管理画面では<顧客毎の取引通貨内容>までは見えません・・・つまりは「取引通貨によって還元率を変える」ことは不可能なのです・・・
Atelier de Balibariでは月々のキャッシュリベート支払いの際、ブローカーに応じて把握出来る範囲においてできるだけ詳細な取引明細を発行しています。今ここを読まれている、既にAtelier de Balibariから支払いを行った登録者の方々にはそれが分かるはずです。さらに言うなら、登録者から要望があれば、興味のあるブローカーの実際の取引画面上で通過毎のスプレッドのスクリーンショットを撮り送付したりもしています。

日本の投資環境は欧米に比べ遅れている=成熟していない、としばしば言われますが、それは取りも直さず、日本の投資家の(投資家としての)精神が成熟していない、ということです。
何度も言いますが、自分のお金をどこに預けどのように投資し、サービスのオプションとしてどういったサービスを選択するのかは、個々の投資家ご自身の判断であり、全ての責任はその「判断」にあります。訊ねたい事があるならばどんどん問い合わせしましょう。「連絡先」はその為にあるのですから。そのやりとりを通じてその業者やアフィリエイトが信頼に足るものかどうか「判断できる技術」を身に着けましょう。
この「自己の責任において判断し意思決定をする」という自覚がないうちは、上記のような被害にも何度も遭うでしょうし、結果的には、泣き寝入り→オモチャ以下の国内ブローカーのプラットフォームとレバレッジで金融庁様のご指導に大人しく従うしかないでしょう。

というわけで、何だか上記◯RION FX「キャッシュバックれ」事件をきっかけに随分とネガティブな論調になってしまいましたが、トレーディングと理屈は同じで「ピンチはチャンス」と捉えます。

明日11月1日以降Pepperstoneのキャッシュバック率改定を発表したいと思います。
お見逃しのないよう!

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